外国為替相場と外国為替市場について

国家間の通貨のやり取りを直接通貨をやり取りせずに行う方法に外国為替があります。
小切手や為替手形といった有価証券を、実際の現金の替りに決済に使うなどのやり方です。
外国為替は「がいため」という略称で呼ばれますが、これは「がいこくかわせ」という読みを省略したものです。互いに取り決めた一定の比率で、ある国ともう一つの国の通貨を交換するルールです。通貨をどのような交換比率で取引するかについては時の流れによって代わってきています。現在は変動相場制が採用されていますが、一時期は固定相場制による取引が行なわれていました。
まり、外国為替市場とは概念上の市場です。
東京とニューヨークとロンドンの外国為替市場は世界三大市場と呼ばれるほど取引量がぬきんでて多く、世界経済への影響も大きめです。外国為替市場の一日は、ニュージーランド市場が日本時間の午前6時半(冬季は7時)に開始した時から初まります。その後はシドニー、シンガポール、ロンドンなど次々と市場が開き、終わるのは翌日午前6時(冬季は7時)です。

つまり、外国為替市場は世界中のどこかの国が必ず開いている状態で、一つが閉まる頃には別な一つの開く時間になります。
市場が眠らないと呼ばれるゆえんです。

外国為替相場の変動理由

国家間の通貨の交換比率である為替レートは、取引が行なわれている限り変動をつづけています。

市場で通貨の交換レートを決めているのは、その通貨に対する需要と供給のバランスです。
片方の通貨が多くの人に求められ、もう片方の通貨が必要なくなった時、人々はいらなくなった通貨を売ってほしい方の通貨を買います。この時ほしい方の通貨の価値は上がるため、交換比率変動します。求める人の多い通貨の価値は上がりますし、逆にいらない通貨は手放されて価値が下がります。売るものと買うものとの力関係で価値が変動するのは外国為替相場に限らず、実際に物を売買する場面でもありがちです。

通貨の場合、需要と供給のバランスに大きな影響を与えているものにファンダメンダルズ要因があります。これは国の経済成長率や労働生産性の伸び、卸売物価などのことで、その国の基本的な経済力を現します。貨幣の価値が上がる国はこのような数値が高く、よりよい成長性が見込める国です。これに対して、大きな自動車会社などがおこなう輸出決済や、海外企業買収などで一時的に巨額な外貨の移動があった時は一時的に為替は変動します。これは実需要因と呼ばれるもので、経済の動きによって発生した外貨の動きに相場が連動する場合です。経済だけでなく、大きな自然災害や事故、政変や首脳交代などの政治的な要因も為替レートの変動因子になります。経済に影響があり沿うなものは何でも為替変動の要因になりえます。


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